オーストラリアの語学学校を調べてみると、授業料が高い学校と安い学校があります。
なぜ、このように授業料に差がでるのかを考えてみたいと思います。
オーストラリアの語学学校にはCRICOSコードが付いた、政府認可の語学コースと英会話などの認可のない語学コースがあります。 認可のあるコースはオーストラリアの学生ビザを発行することができますので、長期の留学生を受け入れることが可能です。 もちろん、そのほかにもワーキングホリデーや観光ビザの方も勉強しています。
一方、認可のないコースは特定の内容に特化したものが多く、ワーキングホリデー(最長17週間までの修学が可能)や観光ビザ(最長12週間までの修学が可能)などの学校とビザがまったく関係ない方を受け入れることができます。
そして、 オーストラリア移民局のビザルールには、学生ビザを発行できる認可コースはフルタイムコース(週20時間以上の授業)でなければならないという規定があります。
これに対し認可のないコースはこの授業時間数に縛られません。
1. 授業時間数
このことから、授業料が安いか、高いかは単純に比較することができず、まずはじめにそれぞれの学校の授業時間数をチェックする必要があります。 授業時間数が多い学校は授業料が高く、少ない時間数の学校は安くなります。 政府認可校でも英語コースにいくつもの種類がありますので、それぞれの授業時間数の違いを確認するとよいでしょう。
2. 教師の資格と経験
さらに授業料に影響するものは教員の人件費です。 オーストラリアの語学学校の先生は全土共通の教員給与規定によって決まっています。 先生の最低給与基準は学歴(資格)と経験(教授時間数)によります。 ベテランの先生は高く、新人は安くなります。 これは最低基準ですので、学校によってそれ以外の規定を設けていることもあるでしょう。 (もちろん教師採用には資格と経験だけではなく、面接での人物審査によってそれぞれの学校のカラーが形成されています。)
このように、最低給与基準が決まっているため、違法に安い契約や無資格者を先生としない限り、極端に安い設定はできません。
先生が安定している学校は、長期間同じ先生を雇用しているため、ベテランの教師が増えて人件費が大きくなります。 先生が動かない学校というのは先生と学校との間がうまくいっているということですし、学校は熱心な先生を確保し、授業の質を高くするために給与を多くだしていると考えられます。
3. 学校の場所と設備・サービス
授業料に与える3つめの要素は学校の場所、設備、サービスです。 留学生にとって場所や設備が重要であることは別の項目でご説明しましたが、不動産の考え方からすれば「場所が一番大事」となりますので、学校の教室代は場所とビルの設備によって上下します。 そして、学校内に設置するコンピュータやインターネットなどの設備、留学生をサポートする様々なサービスを行うにはやはり授業料を上げなければなりません。
便利で設備が整い、サービスのよい学校は授業料が若干高めとなることは避けられないでしょう。
以上、主に3つの要素から学校の費用が決まってきます。 安い学校や高い学校はそれぞれの理由があるわけです。 もちろん上記3つの要素だけではありません。 学校の経営方針がありますし、学生を確保しやすい大学附属英語学校は授業料が高めに設定されていたりします。
オーストラリアの語学学校を選ぶ際にはこのような理由も考えた上で、自分の希望に合った語学学校を選ぶようにしましょう。