オーストラリアから一言
2010年7月2日に東日本留学センター・西日本留学センターなどの名前で運営していました留学代理店サクシーオが破産申し立てをしたということです。 会社に残った資産はわずかで留学生への返金は非常に難しいというものだったようです。 既にウェブサイトもアクセスできない状態になっています。
学校やサービスを提供する会社への支払いが一部滞っている模様で、留学中の学生にも影響があり、留学費用の支払いをした方が返金してもらえないし、留学もできないという方もいらっしゃるようですので、以前あったゲートウェイ21の倒産と同じような結果になっていると考えられますね。 わずかに会社に残った資産は優先順位として税金関係の支払いが学生への返金よりも優先(?)されるようで、返金される可能性はほとんどないらしく、何か釈然としないものを感じました。
またまた最後の被害者は留学生という悲しいニュースです。
この留学代理店の評判はいろいろなところで書き込みがあり、賛否様々に書かれていましたね。 おそらく、この留学代理店を利用しようか迷った多くの人はカウンセラーの対応がよかったり、とても親切だったり、信頼できる人に見えたのだと思います。 そして、それは事実だったのではないかと思います。
当たり前のことですが、
働いていた留学カウンセラーは真剣に、そして親身になって留学のお手伝いをしていたと思います。 会社が倒産しなければ、利用するお客様に喜ばれ、いい仕事ができたのではないかと思います。 会社の最前線で働くこのような留学カウンセラーに問題はなかったのではないかと思うのです。
問題は留学代理店の経営者にあると思います。 経営者が管理するお金の流れに問題があるのだと思います。 留学を希望する方から受け取る費用は預かり金であるはずですね。 しかし、その授業料や滞在費などの費用を他の目的に使ってしまうことが問題です。これもとても当たり前のことですが。
自転車操業のように次々と留学生の貴重な資金を会社運営の資金に転化し、会社が立ち行かなくなった段階で、留学生に損害を与えるようなことは、あってはならないことです。 このようなやり方を放置しておきますと、これからも同じような倒産や被害が繰り返されるでしょう。
特に海外へ出る留学生が減少しているここ数年の傾向は、問題を加速させていると思うのです。
本来ならば、留学代理店が独自にルールを持ち、お金の種類をきちんと分けて経営するのが当たり前ですが、それができていない現状では、行政によって資金管理の方法を法律で決めるくらいの厳しい対応策を考えなければいけないのではないでしょうか。
このような問題が起こるたびに、利用者がどのようにして留学資金を作ってきたかを考えないわけにはいきません。 自分の人生をより素晴らしいものにするために留学を計画し、長い間仕事をして少しづつ貯めたお金だと思います。 また、それでも足りずに家族を説得して、ようやく作った留学資金かもしれません。 その貴重さを留学代理店の経営者や留学カウンセラーはよく理解しなければいけません。 その人の人生を大きく左右する重大な決心に関わっていることを知らなければいけないのです。
本当に薦められる学校はどんな学校なのか、留学カウンセラーは自分の眼で見て、よく理解した上で相談に乗ってあげるべきです。
また、一度も行ったことのない留学先を選ぶことも、留学代理店の経営状態を理解することも至難の業ですが、留学代理店を利用される方々は、留学カウンセラーの善し悪しだけで判断できない現実を理解されたほうがよいと思います。
また同じ学校へ行くにも総費用に大きな差がでるのはなぜか、学校も学費が安いほうがいいと思うのは当然ですが、それは本当に結果的に安いものになるのかどうか、大変難しい選択ですが、利用する側が注意しなければならない現状があるのも事実です。
このサイトを通じてできるだけ力になれればと願っています。 (kt)