安全な留学代理店選びとは
オーストラリア留学をする際に留学代理店を利用されている方が多いと思いますが、ここでは留学代理店の選び方について考えます。 「安全な留学代理店の選び方」というタイトルにしましたのは、2008年の大手留学代理店の倒産により数千人の留学希望者や留学生が被害を被ったという出来事があったからです。 そこで、どのようにして安心して依頼できる留学代理店を選ぶか、を考えてみたいと思います。
留学代理店の仕組み
留学代理店とは契約した学校の窓口として学校を紹介し、留学手続きを代行する代理店業務を行っているところです。 つまり留学代理店は留学先となる学校の販売活動を行っているのです。 代理店業はお客様を集客し、送り込むことで教育機関や企業から紹介手数料(販売手数料)をもらいます。 例えば、旅行代理店も似たような形をとっています。 ホテルなどの宿泊施設や航空券などを販売し、ホテルや航空会社から販売手数料をもらっています。 このような仕組みをご理解いただくと、留学代理店はどのようなものかわかってくると思います。
ここで疑問に思う方がいるかもしれません。
「旅行代理店は手配代行手数料をとらないのに、留学代理店は手配代行手数料や通信費などなど、いろいろな費用を請求されますが、どうしてでしょうか。」
確かに一部の留学代理店では手続き料、紹介料等の名目で留学希望者から代行手数料を取る場合があります。 このような留学代理店を一般に有料留学代理店と呼ばれています。 しかし、最近ではこれらの費用を一切とらない無料留学代理店がたくさんできてきています。
では、有料留学代理店はなぜ代行手数料を取るのでしょうか。 それは留学フェアと呼ばれる大きな会場を借り切ったイベントをしたり、日本各地にオフィスを構え、多くの営業スタッフや管理スタッフを抱えると、膨大な経費がかかるため代理店契約をしている教育機関や企業からの紹介手数料だけでは運営できないからです。 このような特に規模の大きな留学代理店の経営形態が2008年の大手留学代理店の倒産の背景にあります。 またこのような有料代理店が利用者から様々な名目の費用をとることで留学代理店の不透明さを生んでいるといえるかもしれません。
近年は、旅行代理店と同じように手続き代行料を取らない小規模な無料留学代理店が増えてきましたので、はっきりしない費用や不適切と思われる費用は少なくなってきています。 これは必然の結果だと思いますが、利用する方々は留学代理店の賢い利用方法をちょっと考えてみてはいかがでしょうか。
留学代理店選びの気をつけるポイント
1.きちんと留学のコンサルテーションや学校情報を提供しているか。
2.集客を急ぐあまり、営業に走りすぎる傾向はないか。
3.自分の希望する内容と一致したものを薦めてくれているか。
4.料金の内訳(明細)はクリアか。隠れた費用はないか。
5.日本円で支払う場合の為替レートは街の都市銀行よりも高すぎないか。
費用の流れ
次に、本来、留学代理店はお金の扱いを少なくとも2つに分ける必要があります。ひとつは学生から預かったお金(留学先やホームステイ等へ支払うお金)、もうひとつは留学代理店を運営するお金(運営資金や利益として扱えるお金)です。 この2つのお金をきちんと分けて運営していれば、留学代理店が倒産した場合でも利用者の留学資金は保全され、利用者への迷惑は最低限に抑えられるはずです。
しかし、 留学代理店の経営は他の企業と同じように見えない部分が多くあり、実際にお客様から預かったお金をどう扱っているか見えません。 事実、多くの留学代理店は2つのお金を一緒にしてしまう傾向があるようです。
理想を言うならば、学費を利用者が直接学校に納めるシステムを取っている留学代理店は費用面から安全です。文字通り学校に学費が納められれば、留学代理店が倒産したとしても学校から追い出されることは無いからです。
「安全性」を考えるにあたり、近年の大手企業の偽装工作や倒産といった事実から考えても過去の実績や広告量が信頼に繋がるというわけにはいかないようです。 対応する営業担当者や留学カウンセラーが親切で優れた対応をしてくれたとしても、企業自体が杜撰な経営や失敗をすることで、すべてが水泡に帰し、倒産することも十分に考えられます。
その中で消費者である留学希望者がより安全な留学代理店を選ぶ方法は、留学費用の透明性と学費支払いの流れがはっきりしているかを見極めることだと思います。
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