オーストラリアの語学学校へ留学する場合、国籍の割合は傾向としてチェックすべきですが、正確な数値を得ることはほぼ不可能です。
オーストラリアの語学学校に関する問い合わせの中に「日本人はどのくらいいるのですか」という質問があります。
また、「オーストラリア人はどのくらいいるのですか」というのもあったりします。 語学学校の場合はオーストラリア人はいません。
ちょっと困ってしまうのは「ヨーロッパ人はどのくらいいるのですか」という質問があります。 こんな時どのような目的で国籍を気にされるのかを考えていただければと思います。
クラス内の国籍のバラエティは好まれる要素ではありますが、英語を勉強する重要な問題ではありません。 国籍がバラエティに富んでいることと優れた語学教育を行っていることはイコールではないのです。 ですから国籍の割合や内容をあまり重視するがために学校選択を誤ってしまうことは、最終的に自分の不利益になりかねないことをご理解いただきたいと思います。
かといって、ひとつあるいは特定の国籍に偏ったクラス編成の場合は授業運営に弊害を生む可能性があります。 そういう意味で特定の国籍の学生が多い学校については要注意とする必要があるでしょう。
オーストラリアの語学学校をよく見ると、
一部の学校ではある程度在籍する学生の国籍に偏りが見られます。 これは営業力や学校の方針、コース内容によって発生する場合があります。 例えば、東ヨーロッパの学生が多い学校は東ヨーロッパ出身の営業マンがいたり、学校の集客方針として東ヨーロッパの学生を強く勧誘している可能性があります。 またケンブリッジ英語検定試験準備コースがある学校はそのコースのみにスイスやドイツの学生が集中していたりします。 TOEICコースがある場合には日本や韓国の学生が多くなったりします。
さらに、国籍の割合というのは常時正確に計れるものではありません。 多くの学校が開始日を毎週月曜日としているため、毎週国籍の割合は変化しています。 例えば日本の夏休み時期になると日本人の割合が増えたり、その一時期を過ぎるとぱったりいなくなったりします。
日本人が少ない学校を探して日本では知られていないオーストラリアの地方の小さな街に留学しようとされる方も多くいます。 ところが、同じような考えを持つ日本人でその小さな街の小さな語学学校は日本人ばかりになっていたりします。 また、地方の街にはそれなりの良さがありますが、同時に不便さもあります。 短期間の滞在ではそれでも我慢できますが、 長期になりますとそのような生活に合う人と合わない人がありますので、自分が好む生活スタイルを理解して選択するとよいでしょう。
さらに、同国籍の学生がいることの利点も考えてみてはいかがでしょうか 海外生活の心細さは想像よりもはるかに大きなものです。 同じ国籍の学生がいることでホームシックを避けられたり、励ましあったり、時には楽しく過ごすことができるのです。 あまり自分に厳しすぎることは、時として自分でも思いもよらない精神的な窮地に追い込んでいることもありますので注意が必要です。
オーストラリア留学をするにあたり、語学学校の国籍割合の問題はある程度のバランスが保たれていればよしとすべきだと思います。